伝聞



子供の頃に誰もがやったことのある「伝言ゲーム」、覚えてますか?
あれは最初の文章が何人かの頭を通ると変わることを面白がるゲームですよね?
それくらい人の「解釈」というのは多様ということです。


ただ、実生活での「伝聞」は要注意だと今、実感しています。
いい例がTVのワイドショーで、途中の大事な言葉をカットして、
まったく違う意味合いの文章に編集して放送することがあるのは周知の事実。
つまり、意識的でも無意識的でも、伝える側の人間の強い意図がそこに入ると、
発言者の意図とはまったく違う言葉が伝わるってことですよね。
更に発言者本人に確認できない場合はそれを鵜呑みにするしかないわけで、
いやはや、本気で恐ろしい……


ただ、救いは、実生活では後で必ず発言者本人とコトの真意を確認できる機会が訪れること。
どんなに仲介者が自分の都合に合わせて事実を曲げようと努力しても
結局はその仲介者本人が蚊帳の外に追い出される結果となるわけです。
そして、そんなことを続けていると、信頼できる友がどんどん去って行く……。
でも、そんな人でも常に新しい友が出現するわけで、
きっと本人には友達がいないという意識はないでしょうが(苦笑)。


私が恵まれていると心底思うことは、
長年私を観察している仲良しさん達は全員正直に意見を言ってくれること。
それが痛い事実でも、私が知る必要があると思えば躊躇せずに言ってくれます。
まあ、私も怒ることなく、「ええーっ、そうなのぉ?」と素直に聞く方なので、
軋轢も起こらずに互いの絆がもっと深まるのでしょう。
っていうか、みんな、長年よく観察しているなー、そんなに面白い?(笑)


いつも書いていることの繰り返しになりますが、
相手の発言に何の反応もしないということは、相手との関係を断ち切りたいときや、
相手と関わりたくないときにはとても有効です。
私も面倒なときにはその手を使うことがあるし、
誰かにそうされたら「あ、私を切りたいのね」と思って、もう連絡しなくなりますから。


でも関わり合いを持ち続けたいとき、もしくは関わらざるを得ないときには、
正直に自分の考えを伝えるのが一番です。
互いの考えを摺り合わせることなしに陰口を叩くのが一番卑怯ですからねー。
う〜む、やっぱり仲良しリスト、近いうちに改訂されるな、こりゃ……



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