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12月, 2021の投稿を表示しています

AI時代の翻訳業、なめんなよ!

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Lenny Kravitz - Are You Gonna Go My Way (Official Music Video) 今朝、目覚めたら何故か上の曲が頭の中で回っておりました。 レニクラさんのこの曲、久々に聞いたら、やっぱカッケェ〜〜〜💗 さて、今年はいつもより早めにお正月休みを取るため 仕事をしながら帰省準備を始めています。 といっても、母がお世話になっている人たちへのお土産と 母が必要としている物を買い揃えているだけですが。 去年末から本年末は変化の多い面白い1年間でした。 遅れてきたコロナ禍で、去年末から数ヶ月仕事が激減したものの 春にはなんとか持ち直し、それと同時に新たな分野での仕事も開始。 仕事が激減したあの時期というのは 音楽業界との関わり合いに一区切りつける時期だった気もします。 実際に違う分野に目が向いたわけだし……。 「これで完全に離れるだろう」と思っていても すぐに引き戻されるのが音楽業界で、実際に今回もそうなのですが 音楽関連翻訳に関しては、去年までの感覚と明らかに違います。 感覚的なことなので言葉で説明するのが難しいのですが 去年までは仕事の軸足がまだフラフラしていた状態だったのが 今年に入ってから本当の意味で「翻訳業」に深く刺さった感じです。 つまり、無意識に翻訳よりも「分野」に意識が向いていたのが 今年に入って「翻訳」そのものに意識が向いた感覚。 分野が何だろうが、そんなものは関係ないとすら思っています。 (もちろん能力的に無理な分野はありますが…) 音楽業界を離れて5年目、いろいろな分野の翻訳仕事を経験してきて やっと「翻訳」を生業にする「翻訳者」になれたのかもしれません。 来年は翻訳道を極めるべくもっと精進しますよ〜✌ そうそう、夏以降、海外のIT企業2社のローカライズ仕事を 断続的に受けているのですが、一社の方はレビュワーに徹してます。 もうね、あまりにも稚拙な翻訳文が多くてマジに涙がでる! たぶん、このIT企業の日本語ローカライズ担当者のうち 今後生き残るのは一人だけで、それ以外は確実にAI機械翻訳に負けます。 そもそも機械翻訳をちゃんと読みもせずにそのままOKにして 完全に手を抜いてる翻訳者が存在することに驚いているし そんな輩はプロ翻訳者の看板を下ろしてほしいぐらいです💢 この先、ターゲット言語が日本語の翻訳者に求め

RIPフィル

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Rod Stewart - You’re Insane (Official Video) 今朝FBを開いたらPhil Chenのページに訃報が載っていました。 ガン闘病の末に米国現地時間12月14日に他界したそうです。 ここ10年くらいは会っていなかったのですが、寂しいですね。 子どもの頃になぜかロッド・スチュワートに夢中になった時期があり 最初に買ったLPが『Foot Loose and Fancy Free』でした。 どういう経緯でこのアルバムを買ったのかは覚えていませんが メロディよりもフィルのベースの音を口ずさむくらい大好きで(笑)。 そして音楽業界に入ってから、とあるフェスのバンド付き通訳仕事で フィルがベーシストとして参加していたバンドを担当したことで フィルと仲良しになり、初NAMMでは食事にでかけ NAMMに行くたびに会場で出くわしていました。 通訳として知り合ったミュージシャンと 仲良くなることが多かったとは言え、フィルはちょっと格別でした。 いつも笑顔で、思いやりに溢れた人で、会うたびにほっこりしてましたから。 そんな彼もあっちの世界に単身赴任してしまいました。 こうやって知り合いのミュージシャンたちが二度と戻れない出張に行くのは 本当に寂しいことですが、自分の齢を考えれば自然なこと。 今日はフィルを追悼しながら邦題『明日へのキックオフ』をBGMにします。 このアルバム、定期的に聞きたくなるのですが、今聞いてもかっこいい💕 こうやって考えると、私のベースサウンドのルーツは ローティーン時代に決まったような気がします。 フレット有りはPhil Chen、フレット無しはMick Karnと。

1980年代の思い出

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Bronski Beat - Smalltown Boy (Official Video) ついさっきブロンスキ・ビートのスティーヴ・ブロンスキ死去の記事を読み 追悼も込めて「Smalltown Boy」のMVをアップ。 ジミー・ソマーヴィル→ブロンスキ・ビートという流れで知ったので この方はよく知らないのですが、20〜30代によく聞いていた曲です。 今日のBGMはジミー・ソマーヴィルのVery Best盤にします。 (英語表記を見慣れているせいか日本語表記が新鮮です) 1980年代というのは彼らのようなグループが多く出てきて 私はDepeche Modeにハマったタイプ(Martinは神!!)。 コロラド時代はTears For Fearsが大好きになり MTVで特集番組か何かを、目を輝かせて見ていたら アメリカの父Duaneが「Son of a gun」と呆れていました。 あ、ちなみにDuaneさん、ロータリークラブ仲間の息子を紹介しておいて 私たちが初デートにでかけた日に相当イラツイていたらしいです。 後からアメリカの母Marieがクスクス笑いながら教えてくれました。 無口な人なのだけど愛情たっぷりなアメリカの父と お茶目で人懐っこいアメリカの母は、ふたりとも本当に優しくて 日本の両親とは違う愛情をたくさんもらいました。 今の私の性格に大きな影響を与えている偉大な人たちです。 さて、金曜日の午前中はゆる〜っと過ごしていたのですが 午後に急ぎ仕事を頼まれ、夕方は夕食も食べずにそれに集中。 納品後、「実は追加が22時までに入るんですが…」と担当者。 そのため、今週末はこっちの仕事を優先的に行っていますが もう少しで終わるので、午後からは後回しにしていた仕事をします。 ということで、1980年代のことを懐かしく思い出した朝です。 さて、お仕事がんばりま〜す💪🏻😁

集中プロジェクト終了

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Pink Sweat$ - Nothing Feels Better [Official Video] 昨夜遅くに最後の翻訳を納品して、10日間集中プロジェクトが終了。 前半、入ってくる仕事メールの多さにビビっていたのですが 「やるって言っておいてやらないのもダメだな」と思い直して 恐る恐る5日から参戦。 これが、仕事的にかなりキツかったのですが(調べることが多くて) 内容的にはものすごく面白くて、今後使える知識だったので 毎日食べるのも忘れて、8〜10時間この仕事にだけ集中していました。 そんなハードな日々が終わって、今朝リラックスできる音楽を探したら 出てきたのが上のPink Sweat$さん。お初です。 Caucasianがいない世界観が摩訶不思議ですが 音楽は穏やか系なので、今日はApple Musicで彼の音楽を流します。 上の曲のタイトル「Nothing Feels Better」なものは 私の場合、きつい仕事を終えたあとの達成感ですね。 特に最近増えているIT分野の翻訳の場合は まともな翻訳文を作るための調べ物が半端ないので その疲労感たるや……けっこうキツイですよ(苦笑)。 でも門外漢だからこそ、専門用語はその都度調べる必要があり 深く理解できないまでも、おおよその感覚を掴んでから言葉にするので 20分間の映像の字幕翻訳に8時間以上もかかってしまう……。 しかし、ここで調べたことは記憶の底に刻み込まれるので 仕事が終わった現時点では「忘却の彼方」に行ったと思っていても 今後その言葉と再会すると瞬時に記憶の引き出しが開きます。 人の記憶って面白いものです。 この仕事をしていると、人よりも早く面白い情報に接する機会が多く 今回の仕事もまさしくそう。 だからこそ、ちゃんとした翻訳文にしたいわけで そのために必死に頑張っちゃうんですよ♪ さて今日からは集中プロジェクトでちゃんと対応できなかった仕事の キャッチアップをしていきます。 ヨーロッパの担当者がキーキー騒ぎ始めたので、やらないと(笑)。 ということで、今週末もお仕事でーす。 明日はゆるめにしてお掃除しないとな。

残り一ヶ月だけど頑張る💪🏻

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Kelly Clarkson - Breakaway (VIDEO) 何気なく思い出して、ケリー・クラークソンの昔の曲を探して 出てきたMVが上の「Breakaway」。 2004年の2ndアルバム収録曲で、当時よく聞いたアルバムです。 さて、今年も残すところ1ヵ月を切りました。 横手の実家に帰省したら、大雪でローカル線が走らず延泊という 自分史上初めての出来事で幕開けた今年。 前半は時間差で来たコロナ禍の影響なのか、仕事があまり入らず クライアント開拓を時々行いながらも 暇に任せて読書三昧な日々を送っておりました。 そんな時に繋がりのできた会社からよくお仕事を頂くようになり 現在でも素敵な関係を続けていられて本当に嬉しいです。 ただ、誕生日の1〜2週間前にトライアル不合格の通知が届いた会社から 誕生日でオフ中に「至急字幕翻訳を手伝ってくれ」との連絡があり バタバタの状態でお仕事を受けたことがありました(そのブログが これ )。 その後、しばらく仕事の連絡がないまま なぜか字幕スタイルガイドが更新されると送られてきていました。 そんな中、9月末に「11月下旬に始まる字幕翻訳に興味あるか?」と 連絡が入り、準備期間も十分にあるので「興味ある」と返答。 そして迎えた11月下旬。 中国在住と思われる担当者からAvailabilityと単価の確認連絡があり この会社のアカデミーモジュールのリンクも送られてきました。 もちろん仕事を始める前に全モジュールをクリアし 最後の小テストもテキトーにやったら難なく80%正解で合格。 その翌日(というか当日の夜中)から この会社から大量の「jobs to review」メールが入るようになり その数の多さと翌朝8時の大量の「納期変更」メールに圧倒されて イマイチ取りかかれずにいます(苦笑)。 さらに字幕翻訳で仕事を受けたにも関わらず 高額ギャラを狙う翻訳者たちが夜中に翻訳仕事を取っていくようで 翌朝残っているのは「校正」仕事がほとんど。 (ここはFirst come first served式で仕事をアサインします) な〜の〜で〜、このプロジェクト参戦を理由に仕事時間を制限していた 他の翻訳会社に連絡して、通常の仕事可能時間に戻してもらいました。 今日明日は欧州の会社の仕事と瞑想アプリをメインにする予定で 明後日からは気が向いたら上の会