AI時代の翻訳業、なめんなよ!

Lenny Kravitz - Are You Gonna Go My Way (Official Music Video)

今朝、目覚めたら何故か上の曲が頭の中で回っておりました。
レニクラさんのこの曲、久々に聞いたら、やっぱカッケェ〜〜〜💗

さて、今年はいつもより早めにお正月休みを取るため
仕事をしながら帰省準備を始めています。
といっても、母がお世話になっている人たちへのお土産と
母が必要としている物を買い揃えているだけですが。

去年末から本年末は変化の多い面白い1年間でした。
遅れてきたコロナ禍で、去年末から数ヶ月仕事が激減したものの
春にはなんとか持ち直し、それと同時に新たな分野での仕事も開始。

仕事が激減したあの時期というのは
音楽業界との関わり合いに一区切りつける時期だった気もします。
実際に違う分野に目が向いたわけだし……。

「これで完全に離れるだろう」と思っていても
すぐに引き戻されるのが音楽業界で、実際に今回もそうなのですが
音楽関連翻訳に関しては、去年までの感覚と明らかに違います。

感覚的なことなので言葉で説明するのが難しいのですが
去年までは仕事の軸足がまだフラフラしていた状態だったのが
今年に入ってから本当の意味で「翻訳業」に深く刺さった感じです。

つまり、無意識に翻訳よりも「分野」に意識が向いていたのが
今年に入って「翻訳」そのものに意識が向いた感覚。
分野が何だろうが、そんなものは関係ないとすら思っています。
(もちろん能力的に無理な分野はありますが…)

音楽業界を離れて5年目、いろいろな分野の翻訳仕事を経験してきて
やっと「翻訳」を生業にする「翻訳者」になれたのかもしれません。
来年は翻訳道を極めるべくもっと精進しますよ〜✌

そうそう、夏以降、海外のIT企業2社のローカライズ仕事を
断続的に受けているのですが、一社の方はレビュワーに徹してます。
もうね、あまりにも稚拙な翻訳文が多くてマジに涙がでる!

たぶん、このIT企業の日本語ローカライズ担当者のうち
今後生き残るのは一人だけで、それ以外は確実にAI機械翻訳に負けます。

そもそも機械翻訳をちゃんと読みもせずにそのままOKにして
完全に手を抜いてる翻訳者が存在することに驚いているし
そんな輩はプロ翻訳者の看板を下ろしてほしいぐらいです💢

この先、ターゲット言語が日本語の翻訳者に求められるのは
「翻訳する能力」は当然で、それを超えた
「直訳ではない日本語らしい滑らかな文章を作る能力」です。

形容詞が3つも4つも続く文章や、受動態オンパレードの文章といった
「翻訳の方程式に沿ったらコレでしょ」的な気持ち悪い文章が
日本語らしい流れなのかを、一度真剣に考えてほしいと切に願います。

そういう残念な翻訳者の存在と彼らの翻訳文を反面教師にして
おばちゃんは「もっと上手くなってやる〜」と鼻息荒くしてます(笑)。
よっしゃ、帰省前にしっかり頑張りますよ♪



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