Kiss



父が他界した翌月のことでした。
ヨーロッパ出身のあるミュージシャンと初めてお仕事したのですが、
驚いたことに彼と私の髪型がほぼ同じ。
妙な偶然に初日で親近感を覚えました。


仕事2日目、取材部屋に笑顔で入ってきた彼は
棚の上にちょこんと座っている私に直進してきて
ホッペにチュッチュッと挨拶しました。
これは彼の出身地では親しい間柄での自然な挨拶なのですが、
私は一瞬ビックリしました。
「えっ、まだ2日目なのに……」と。
もっと驚いたのが周りにいた日本人関係者たち。
「mikiさん、昨日何をしたんですかぁ?」
「えっ? 取材後とっとと帰宅しましたよー。」


この出来事を思い出したきっかけは一昨日Mちゃんと話したこと。
彼女は「mikiちゃんは場を和ませるから♡」といつも褒めてくれます。
おかげで自分にそんな能力があることに気付きました。ありがと☆


実は私、すごい人見知りなんです(これを言うとみんな驚くけど)。
だからいつも笑顔でいようと努力してきた結果がそれ。
どんなに重い雰囲気でも一人が笑顔でいると少し軽くなることを
経験的に知っているので。


でも本来の人見知り気質は常に消えることなく確実に存在していて
大好きな仲良しさんたちに懐くときにも「これってやり過ぎかなぁ?」と
どこかで心配しちゃっているんですよ。
つまり、自分から懐くときの距離感がよく分からないんですわ。
どこまで踏み込んでいいものやら……。


ただ前出のミュージシャンのように「これぐらい親近感を持っている」と
示してもらえたら、後はこっちのもの(笑)。
心置きなく全力で懐くことができます。


幸いなことに私の仲良しさんたちは素直に気持ちを伝えてくれるので
本当に助かっているんです。
きっと言葉で言わなくても「コイツはハッキリ伝えないと分からない」と
本能的に察知できる人が集まってくるのでしょう。
本当に幸せなことです。


相変わらず人見知り系の心配性は克服できていないので
「ここまで踏み込んでもOKだよ」と具体的に示してもらえると
めちゃくちゃ助かります。


は〜、このチキンな性格、何とかならないもんでしょうかねぇ……。
これ、けっこう最近の一番の悩みなんですよ。

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