忘れるんですよ〜(汗)



昨日のブログを読んだ奇特な知り合いに「たった9ヶ月で母国語を忘れるものなの?」と訊かれました。
う〜ん、他の人はどうか分かりませんが、私は忘れました(笑)。
周りに日本人が2人(戦争花嫁のReikoさんと日系二世のTaroさん)しかいなかったので、日常が98%英語での会話だったせいかもしれません。
近所のTaroさんに至ってはアメリカ生まれのアメリカ育ちなので、日本語がか〜な〜り〜怪しかったし。


あと、友達の子供たちの容赦ない英語のシャワーも要因の一つかも。
私の英語のレベルは幼児の彼らと大差ないのですが、なんせ見た目が大人なわけで、
「どうして喋れないの?」攻撃に晒されることが多かったんです。
ただ、彼らにしてみれば私は14〜5歳にしか見えないので、丸っきり大人というよりも、言葉がちょいと不自由な姉ちゃん的な扱いでしたが(苦笑)。


もちろん、最初の2ヶ月は無口な大人しい子状態でしたよ。
だってまだ彼らの言葉が全部理解できないし、当然口から英語が出て来るはずもなく……。
ところが4月初旬のある日、マシンガンのように早口で話す友達の姉ちゃんの言葉が突然全部理解できたんです。
あれには自分が一番驚いた!(驚)
だって彼女の弟ですら「早口で何言ってるかわかんね〜よ」って言うくらいのスピードなんですから。
その日を境に本来のお喋りな私が一気に出てきました。


もう一つ自分にとって本当に大切なことは、あの9ヶ月で愛情を素直に表現してもいい、否、表現しないとダメだということを覚えた点。
アメリカの両親も、友達も、その家族や子供たちも、みんなが私に愛情を降注いでくれたんです。
日々のハグやキスは当たり前。「I love you」もテンコ盛り。
ペンパルの長男(当時2歳半)なんて1日何十回キスしてきたことか(笑)。
そんな心地良い日々だったことも日本語というよりも日本人であることを忘れる要因の一つだったかもしれません。


もちろん日本で生まれ育った私にとって最初は嬉し恥ずかしな状況でしたが
それにも徐々に慣れ、愛情表現するのが当然とすら思うようになったわけです。
だって大好きな人に「私の気持ちを察して」ってのはワガママじゃないですか?


さすがに日本での生活が長い今は自分のアメリカ人的な部分を出すと
過剰な愛情になり、相手に引かれてしまうことを覚えたので自重してますが
私にとっての普通の愛情表現(=日本人にとっての愛情過多)でも大丈夫な人なら
国籍・性別関係なく、躊躇せずにハグしたり、キスしたりしちゃいます。
ほんと、これって温かい気持ちになりますよ〜♡


でも、最近は私の方からハグやキスをする一方なので、ちょっと寂しいです。
与える一方の愛情はどこかで補充しないと枯渇しちゃいますから。


そこで私の周りの仲良しさんにお願いです。
時には自分からハグしたりキスしたりしてくださいな。
異性でもそれが特別な愛情だとは勘違いしませんので。
(あっ、特別な愛情ならそう言ってくれればOKですよん)
よろしくで〜す。

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