プロフェッショナル



鬼スケジュールをヘロヘロになりながら乗り越え
今日明日は短い翻訳1本とテープ起こし1本だけの緩い週末☆
雨が上がってからはマイ・カタルシスの家事がメインになってますよー(笑)


ここしばらく時間的な余裕のない状態での手配やら翻訳やらを行なって
ふっと思ったことがありました。
それは、何かを動かすには充分な情報を提供するのが先決だ、と。


例えば一昨日の電話取材。
アーティストの連絡先捜索を始めたのが10月末。
そこからほぼ1ヶ月、ある楽器メーカーの方がリエゾンを頑張っても
一向に動かなくて、最終兵器として私が投入されたら1日で動きました。
あまりにも動かないので、後半は私にもメールがCcされていたのですが
過去のメール記録を読んで「ああ、これじゃ動かないわ (^_^;)」と納得。
丁寧な対応を心掛けるあまり、玉虫色の英文になっていたんです。


相手にこちらの状況を伝え、リクエストを受けてもらうためには
相手が必要とするだろう情報を事前に出来る限り伝えることがポイントです。
そこには丁寧さなんて必要なくて、簡潔に書くのがベスト。
件のメーカーの方は日本語→英語の直訳トラップにハマっていました。


私がリエゾン業務をやってきて身体で覚えた鉄則は
担当者に嫌がられても、事が動き出したら求められる情報を事前に得ること。
物事の決定にはそれ相当の情報が必要になるのは常識でしょう。
なので、最初に情報をど〜んと出せば、決定にかかる日数が減るわけです。


そんなことを経験&実感していた時に仲良しさんから泣きの電話が……。
情報を小出しにされ、期日も知らされず、反応もすぐに得られず…という状態で
その件に関わっている人々に誤解が生じ、オオゴトになっているというもの。
その状況を事細かに話す彼女の話を聞いていて
関係者の多くがあまりにもお子様な対応をしているので大笑いしちゃいました。
本当は笑い事じゃ済まされないくらいシビアな状態なんですが……。


迅速な対応を良しとするあまり
近視眼的視野で仕事をする人が増えている気がします。
時間的な余裕がない時に必要なことは、期日までの逆算と
一呼吸置いて全体像を見ること、必要な情報をすべて共有することに尽きます。
多くの人が関わる仕事をしている場合には
「木を見て森を見ず」では、そりゃあ有らぬ誤解も生じるってもんですわ(苦笑)。


ぶっちゃけ、仕事の最終目的は利益を生むことです。
クリエイティヴであろうが、事務仕事であろうが、基本は同じ。
個人的な感情は抑え込んで、嫌いな人とでも笑顔で仕事をする……
それがプロフェッショナルだと思う私は間違っているのでしょうかねぇ?


嫌いな仕事関係者とはプライベートで付き合わなきゃイイだけだし
大好きな人たちとだけ仕事をするなんてことが叶うわけがない(笑)
煮ても焼いても食えないヤツを食えるようにする調理法を考えるのが
プロフェッショナルと言える仕事じゃないでしょうかねぇ?



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