盛者必衰だもんねぇ


一昨日は2度目のトランプvsクリントンのディベートの映像をテレビで観て
大国のリーダーになりたい人のこき下ろし合戦 第2話にうんざりしました。
19日のラスベガスでの最終話も同じなんでしょうかね?

っていうか、トランプさんが話すときの口の動きが気持ち悪いし
(ミョーに唇をとんがらせるので、老けた駄々っ子のよう…苦笑)
右の親指と人差し指を合わせてリズムを取るあの仕草もウザいっす。

立ち居振る舞い的には、政治家としての経験豊富なヒラリーさんの方が
相手に不快感を与えない所作を訓練している分だけ分がある気がします。
とは言え、互いの事前のゴシップ爆弾投下への対処でタイムアップですからねぇ。
なんだかな〜な気分になりました。

ここ最近のアメリカは世界の親分としての権威や迫力はなくなり
内情ボロボロの哀しきハリボテ状態とよく言われます。

経済が上手く回って潤っている最中は、気持ちに余裕があるので理念が先行し
上手く行かなくなると、自分の利益を優先するのは当然と思います。
んなもん、最小経済ユニットである己の生活に置き換えて考えれば簡単に分かります。

とはいえ、一国の主人となる人たちの政治とは関係ない泥仕合を見ていると
世界はこの先どうなるんだろう?という一抹の不安が出てきちゃいます。
日本だってご多分に洩れずで、政党始め様々な政治リーダーの不始末が
あちこちで明らかになっていますもの。

もちろん、全体を俯瞰して政を行なっているリーダーもいるでしょうが
近視眼的にその場しのぎの政を行なっている人の方が話題に上るわけです。
ニュース的にそっちの方が派手だし、人目を引くし……。

人は政治家に清廉潔白さを求めがちです。
でも、様々な相手との異なる意見の調整を上手くやる仕事ゆえ
それ相当の計算高さは必要でしょう。
何らかの失態を犯したあとの弁明の巧さも必要でしょう。

ただ、表裏比興さのさじ加減や汚職との線引きを見極められない人が
安易に政治家になっちゃうものだから、後々問題が発覚するのだと思います。
そして大小の盛者必衰現象が起こり、我々下々は呆れ果てる。

徐々にしかし確実に衰退方向へ歩いてる大国アメリカの次期大統領は
ホワイトトラッシュvsエスタブリッシュメント戦の勝者となるはずです。
どちらになるかで衰退スピードが変わってくることでしょう。

来月のアメリカ大統領選はかなり面白いことになりそうです。
両者とも年齢的に2期は無理だと思うので
トランプさんが東アジアとの外交をどんなふうに采配するのかを
見てみたい気もしますがね(笑)。



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