暇なので自分の職業について考えた

【日中】通訳もMCも出来る人たちの裏側が過酷すぎた【あるある】

たまたまYouTubeのリコメンドにあがってきた上の動画。
内容が面白くて、ついつい自分の仕事についても考えちゃいました。

私は英日通翻訳者なので上のムイムイちゃんとは言語が異なり
ファンミでMC的なことをしたのは30代の頃の話なのですが
上の話を聞いて「あるある〜😂」と頷いていました。

当時はまだインターネット黎明期で、入手可能な情報は
レコ社からもらう資料と取材中のアーティスト本人たちの発言のみ。
それを得た分だけ自分の中に順次ぶち込む手法でした。
あの頃にSNSがあったらhyperラクちん&情報てんこ盛りだったはず。。。

これはどんな通訳者・翻訳者もそうだと思うのですが
自分が知らないネタの場合、仕事を始める前に相当リサーチします。

それでも見落とすことが多々あり、後で赤面すること必至なのですが
通翻訳者として仕事をするには言葉ができればOKではないのです。

自分が通翻訳した言葉を受け取る側に立った言葉の選択が大前提で
特に通訳の場合には自分のちょっとしたミスにも気付いて
それを瞬時にカバーする瞬発力も重要です。

「えー、2つ以上の言葉を喋れればそんなの簡単じゃん」と言う人は
脳みそで理解すること”と“理解したことを発言や文章で出力すること”を
一連の作業として、誰もが自然に行えると考えているのでしょう。

ただし、ここでのポイントは
理解する情報”は自分とは無関係な“他人の物語”であり
その情報を出力する段階では“まるで自分のことのように語る”仕事だということ。

そんな仕事だからこそ、取材しに来たインタビュアーを嫌うアーティストが
そいつ(私もその人嫌いw)を困らせるためにわざと意味不明な発言を続け
それをそのまま通訳すると、取材後に件の嫌われ者インタビュアーから
「お前、下手くそだな」と思いきりディスられる……なんて珍事も発生するわけです。
(このときはアーティスト本人がディスり場面を目撃して、すぐに謝ってきたw)

この仕事、自分の名前が世間に出る点で派手めですが
人が思う以上に地味な作業が本当に多いです。
でも新しい刺激を得られるこの地味な作業が楽しいわけです😍
そういう感覚がない人には向いていない職業かもしれませんね。

とは言え、どんな仕事もやっていくうちに必要なことを覚えるものだし
2つ以上の言語ができて、open to new thingsな気質であれば
ぜひこの仕事をやってみてください。

そして、翻訳能力ゼロのくせに上から目線で他者の翻訳をディスる人たちは
自分の下流志向的な考え方を自覚して、己の無能を嘆いてください😁
他者をこき下ろして溜飲を下げるだけでは生産性ゼロですからね!

さて今年初めの三連休、緊急事態宣言が出ていますが、楽しみましょう♬



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