人間観察日記「呼応とマウンティング」

短い記事を1本訳し終えて読み返しながら校正していたら
近所の美容師友だちから電話が入りました。
先に納品したかったので、後でお店に顔を出すと約束して
とっとと仕事に戻りました。

彼女、いつも通り、雇っている美容師のダメダメ話をしたかっただけなので
次のお客さんが来るまでの1時間半ほど、彼女の愚痴に付き合いました。

その美容師さん、私よりも年上なのですが
インフルエンザでも平気で出勤してしまう、ある意味スゴい人です。
自分が無理しても頑張っている姿が大好きな人のようで
インフルエンザが人に感染することなど眼中にない!(驚)

でも、この「無理しても頑張っている自分が好き」という人は
世の中に案外多いのかもしれません。

いや、違うな。
正確には「無理して頑張っている姿を人に見せる」のが好きな人だな。

仕事というのは自分でコントロールできるようにできているはずです。
私の仕事のように明白な〆切がある場合でも
その〆切から逆算して作業スケジュールを決めて行けばいいだけです。

確かに、時には多少の無理をしないと〆切に間に合わないことがあるけど
それは作業スケジュールの決め方がマズかっただけのこと。
もしくは、無理を承知で仕事を受けただけのこと。
いずれにしても自業自得なわけです。

そんな考え方でずっと仕事をしてきた私には
この「無理して頑張っている姿を人に見せるのが好き」というのが理解できない😅
でも、そういう人はそうやって生きていけばいいだけ…とも思います。
それに呼応する類友が寄ってくるでしょうから。

実は、件の美容師友だちも基本的には似たような気質を持っているのです。
さすがにインフルエンザに罹ったら自宅待機する常識はあるし
最近は子供自慢で自分の存在感をアピールするようになっているのですが
若い頃の彼女は「どれだけ我慢しているか」が自慢ポイントでした。
今でも楽しい話よりもネガティブな話が多いし、好きなようです。

彼女のエナジー・バンパイアたる所以はそこにあります。
ネガティブな話は本当に体力と気力を消耗するし
こっちがポジティブな話題を出してもネガティブ力で瞬殺されるので
自分が弱っているときに彼女と会うのはご法度です、私。

ただ、観察していて面白いと思うのは、彼女も彼女が雇っている美容師も
一方は立場、一方は年齢で、無意識にマウント合戦してることです。
自己アピールが好きな人はマウンティング傾向にあるのかも。
自分の優位性を出さずにはいられないサガなのかもしれません。

私ですか?
私は基本的に他人と自分を比較することに興味ゼロです。
誰が上でも誰が下でも関係ありません。全員が対等です。

誰かを蔑んだところで自分の能力が向上するわけでもないし
誰かを恨んだところで自分の問題が解決するわけでもありません。

自分のことは自分でする、自分が責任を持つ…でいいと思います。
理不尽なことをされると流石に頭にきますが
そうじゃなければ他人の悪口も愚痴も生まれないです。

きっと自分が求める自分の姿と現実の自分が異なる人が
自分以外の特定の人を蔑むことで溜飲を下げているのでしょう。
自分を変えればいいだけなのに。。。

今朝はこんな気分です。



Enjoy your weekend!!



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