こんな集中力があったなんて!😳

今週は比較的ゆっくり仕事をしているせいか
昨日は自分でも予想外の集中力を発揮してしまいました!

午前中の仕事を終え、午後からAC/DC本の校正に取り掛かったのですが
まずは7割くらい校正が終わっていた章から始め
これが4時半過ぎに終わったので編集者に納品。

そのあと、何故か「このままもう1章やろう」と思ってしまい
「途中までやったら夕飯作ろう」くらいの気持ちで始めました。
この章は21ページという比較的短めの章ですが
さすがに夕飯前に終わらせるのは無理なページ数です。

ところが!
7時半過ぎに校正作業が終わってしまったんです!
所要時間は驚きの2時間半!😲
ものすごい集中力で読み込んでいたようです、私。

この本、10月初めに初稿を納品したわけですが
あの頃の自分の翻訳を「青いな〜😅」と思ってしまう自分がいて
たった3〜4ヵ月前のことなのに、ちょっと不思議な感じです。

執着心がないのか、記憶力がないのか、わからないのですが
一度納品した翻訳文は他人が書いた文章の如く読んでしまうんです。

もちろん、何か引っかかると記憶を手繰り寄せられるのですが
文章が普通に流れている分には第三者目線で読めてしまう。。。
そして、昨日思ったのが「この翻訳、ヘタだな〜」でした(笑)。

ホント、編集者と二人三脚で作業して初めて
人様に見せられる、まどろっこしくない翻訳文になるわけですよ。
編集者のフレッシュな視点と豊富な語彙力に感謝です!

翻訳から校正、アップロードまで自力で行うタイプの翻訳は
翻訳を終えた翌日にもう一度文章を読み直すようにしています。
ただ、1日くらいだと翻訳文との繋がりが途切れていないため
完全にフレッシュな視点で読み直すのは難しいかもしれません。

その点、今回の本の校正は3〜4ヶ月という時間が経過したからこそ
真新しい視点で文章を読み直すことができている可能性もありますね。

それにしても、本を1冊訳して出版するというのは時間がかかります。
その間は完全無給で(作業しながら収入確保しないと死んでしまう!)
出版後、翌月か翌々月にやっと“アドバンス印税”が支払われます。

翻訳出版の印税と支払いに関しては下記のサイトが詳しいです。

🐾 原田勝 翻訳者の部屋から
🐾 出版翻訳のあれこれ 出版翻訳の印税や契約について

著者の言葉を、できるだけ読みやすい日本語で、十分に伝えるためには
それ相当の集中力とリサーチが欠かせないのですが、現状は上のような状況です。
電子書籍の印税に至っては、価格が変動するため部数ベースの計算不可ゆえ
その本の電子版の売上総額の1〜2%ですからねぇ……。

これまで改善されなかったこの状況がこの先良くなるとは思えません。
翻訳者にできることは、本に集中する間の生活費を事前に貯めたあとで
作業に取り掛かることくらいでしょうかね。

でも、1ヶ月分の生活費にも満たないアドバンス印税のために
事前に2〜3ヶ月分の生活費を貯めるって本末転倒だなぁ。。。
今年は書籍翻訳はお休みするのが得策と思う今日この頃です。

さて、少し家事をやってから、本格的に仕事を始めま〜す。
Have a good day!!



コメント

このブログの人気の投稿

字幕ソフトに泣かされた夜

フランスのラッパーNinhoさんがスゴい

鄧倫くんは演技がお上手!