「いいね」時代のツナガリ論


昨日は週末に珍しく早起きしてグループLINEのメンバーとランチ。
彼らは今の仕事に就く前に半年ほど働いていた会社のOBとOG。
細く長く付き合いが続いて既に四半世紀近くなのですが
去年秋からLINEで毎日のようにどーでもいいことを会話してます(笑)。
私がスマホに替えて、あっという間に(数時間でコツをゲット!笑)
テキストを打てるようになったのも彼らのおかげございます。

笑い疲れるほど楽しい時間を過ごして帰宅した後
夕食を食べた後にテキトーにテレビのチェンネルを変えて見ていたら
NHK「ニッポンのジレンマ」という番組に偶然遭遇。
テーマは「いいね時代のツナガリ論」。
70〜80年代生まれの若い論客さん達が面白い話をしていました。

前回のブログにも書いたように、生まれた時代が違うと
育った背景も違うし、何よりも生活全般の情報量に格段の差があります。
特に90年代半ば以降のネット社会の急発展というのは
開発時期にオトナだった人と気が付けば当然の如く存在した人では
使い方、ものの見方、感じ方が異なるのは当然のこと。

もちろん物事には陰と陽の側面が必ずあるので
良いことに有効活用する人もいれば悪事に活用する人もいるわけで
それはもう太古の昔から変わらない歴然とした事実ですが(苦笑)
自然に与えられた新しい道具をどう扱い、どう使うかを論じることは
とても意義のあることだと思いながら番組を楽しく見ました。

齢を重ねると無意識に自分の考えに固執して
新しい道具や見方を否定的に捉える偏狭な人がいる一方で
年齢に関係なく相手の力量や発想に主眼を置いて面白がるオトナもいます。
それぞれが自分なりのツナガリを築き上げて行けばいいだけで
周囲に“類友”を配置して心地良く生きて行けばいいだけです。

つい最近、私の類友構図の中に長らく入っていた友達が消えました。
彼女は定期的に人間関係を刷新することでツナガリを作るタイプなので
「ああ、私の番が来たのね」と特別驚くこともなく受け入れましたね。
ここ1〜2年でお互いの“類”が大きく変化したことには気付いていたから
私の中では“近々離れるだろう”という予感があったわけです。
過去に何度も相手に知らせずに友情を断ち切る姿を目撃したこともあり
逆に「よくこれだけ保ったな」と(笑)。

既存、既知のものに固執するからこそ、大きな変化を求めた時に
そこから要らないものを削除して、未知への空間を作るというのが
彼女の生き方だとずーっと思っていたところに上記の番組。
新しいものを加えて、既存、既知のものへの見方自体を変化させる私とは
どんどん距離が生まれるのは仕方のないことだと実感しましたね。

どんな考え方であれ、生き方であれ、その人が心地良ければ良し。
賞味期限のある友もいれば賞味期限のない友もいる。
これから長い期間継続する友情を構築して行く若者たちが
自分が生きる時代背景を踏まえて
40代50代に入った時にどんなツナガリ方をするのか興味津々でございます。

一方で、20代後半〜30代前半にインターネットが出現し
世の中のツナガリ様式がガラリと変わった時期を生きてきた
私世代の人たちの今後も楽しみで〜す♪



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