また書籍翻訳やります!

少しの間、ブログ放置していました。
書くネタはあれこれ思いついたのですが、けっこう忙しくて……。
フリーランスにとっては忙しいことは良いことですがね。

今週はものすご〜く懐かしい編集兄さんからお仕事の打診があり
昨日、十数年ぶりに再会して、打ち合わせをしました。
会った途端に25の自分に戻って、アレやコレやのおしゃべり三昧。
あっという間に1時間半が過ぎてました(爆)。

今回引き受けたお仕事は、前に当分やらないと宣言していた書籍翻訳。
引き受けた理由は単純で、1ヵ月で納品するスケジュールだから。
分量的には一昨年夏〜秋に作業したAC/DC本の半分なので
他の仕事を受けながら作業可能だと判断したわけです。

あと、件の編集兄さんが話の分かる人なので非常に仕事がし易いのです。
兄さんは希望のスケジュールがかなり厳しいのを分かっていて
若干緩めのスケジュールまで出してきたのですが、逆に私が断りました。

例のAC/DC本は完全に売るタイミングを外したものだったので
(翻訳納品後から出版まで編集者の都合で8ヵ月かかった😭)
今回は絶妙のタイミングで出版したいと思ったのです。
もちろん、急いだからと言って手抜きはしませんよ〜。

兄さん、最初は私ともう一人の翻訳さんで分業させるつもりだったようです。
でもその翻訳さん、原文に忠実で英語が透けて見える訳文の人なので
その点を指摘したら、兄さんにも思い当たるフシがあったらしく
「mikiが一人で出来るならそれがいいと思う」と。

一冊の本を複数の翻訳者で訳す場合、担当編集者は普段の編集作業の他に
文体を統一させる作業も加わるわけです。

私の経験だと、春に作業した官能短編小説の翻訳の校正が戻ってきたとき
校正者によって校正箇所や使う言葉が異なっていることに気付き
自分が翻訳した文章なのに、作品ごとの一貫性がなくなっていました。

バラ売りの短編集なので、作品ごとに文体が違っても別に問題ないのですが
翻訳したこちらは気持ち悪いというか、なんというか……。

それが一冊の中で起きたら、読者が気持ち悪くなるのは必至なので
それを避けるために誰かがスタイルの統一を図らないとダメなんですよ。

異なる校正者が手を入れただけでスタイルが変わるのだから
もともとクセを持っている翻訳者のスタイルを統一するのは難しいし
だからこそ、一つの作品は一人の翻訳者が作業するのがベストなわけです。

そんなこんなで、来週から約1ヵ月間、書籍と格闘します。
その前に今抱えている仕事をスッキリ片付けないといけないので
今週末もお仕事三昧でございます♪

んで、今週末の脳内BGMはこれ。



このドラマは録画したものをゆっくりと見ています。
上の映像を見ると分かるように、けっこう格闘シーンが多いので
気持ちに余裕があるときじゃないと見られないんですよ。
私、基本的に精神的に痛いのが苦手なので。

やっと秋っぽい空気と気温になってきました。
仕事しやすい涼しさなので、今週末も楽しみながら頑張りま〜す。



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