偶然



昨日、乗換駅の半蔵門線永田町駅で降りたら、電光掲示板に「有楽町線市ヶ谷駅で人身事故」という表示が出ていて、有楽町線が止まっていました。
有楽町線で市ヶ谷に行こうとしていた私は、仕方がないのでそのまま次の電車を待って、半蔵門駅から徒歩で市ヶ谷に向かうことにしたのです。
そしたら、いきなり「田園都市線で人身事故」のアナウンスとともに電車が止まってしまいました(泣)。
こうなれば残る道は南北線で行く方法のみ。

永田町駅の長〜いエスカレーターで南北線に向かって登っていたら、知り合いの編集者Tちゃんが隣のエスカレーターで降りてくるじゃありませんか!
そして、すれ違い様に二人同時に「こっち止まっている」と一言。
笑っちゃいました。

彼女が「上で待ってて下さいな」と言ったので、一緒に南北線で市ヶ谷に行くことに。
「すごい偶然だよね〜」と言いながら、無事市ヶ谷に到着したのですが、移動中に偶然知り合いと遭遇することが少ない私にとってはちょっと嬉しい驚きでした。

私の仲良しさんの中には、道ばたで偶然知り合いに遭遇する確率の高い人がいるのですが、「この間◯◯ちゃんに会ったよ〜」と聞くたびに、ちょっと羨ましかったりします。
だって、自分がある場所を通る一瞬に知り合いも通るってすごい確率じゃないですか!
件の仲良しさんの場合は、「近々ご飯食べようね」と言いつつも、そのまま連絡を取らないことの方が圧倒的に多いようですが(苦笑)。

これまで私が一番驚いた偶然の再会はスティーヴという知り合いのドラマーです。
彼のライブを見た後に一緒に行った若手編集者に誘われ、乗り気じゃなかったのですが、会場からちょっと離れた居酒屋で一杯やったのです。
この編集者、私が苦手とするタイプで、ビール1杯飲んだら帰るつもりだったのですが、彼の発言のあまりのひどさにオバチャンは一気に説教モードに突入(苦笑)。
途中、お手洗いに行って席に戻ろうとしたら、聞き覚えのある声が聞こえてきたのです。
ふっと見ると、そこにスティーヴがいるじゃありませんか!

「ええー、何でここにいるの?」と言う私に、「ここって日本、それともこのお店?」といたずらっぽく笑いながら聞き返す彼。
2時間くらい前にライブを見たくらいだから日本にいる理由は分かっているってーの(笑)。
「最近どーよ?」的な会話を1分くらい話した後、「ごめん、今ある人に説教中だから席に戻るわ。また後でね」と言って私は席に戻ったのです。
その後、彼が私たちの席の方に来てくれたのですが、私たちの近くのテーブルには彼のファンと思しき女性が4人いて、見事に捕獲されてました(笑)。
捕獲された直後の彼の営業スマイルの素晴らしさに苦笑いした私です。

翌日、会社でこの話をしたら、みんなに呆れられました。
「スティーヴよりも若手編集者に説教する方が大事だったわけ?」と。
既に生ビール3〜4杯飲んでいた私にとっては若手編集者に説教する方が大事だったのです!
きっとこんな性格だから、神様も仏様も「コイツはダメだ」と知り合いに偶然遭遇させるってことを避けているのかもしれませんね。

その後、居酒屋の閉店まで根性の曲がった編集者に説教を続けました、私(苦笑)。
説教モードに入った自分のしつこさに自分でも呆れたのですが、別れ間際に「すごく楽しかったので、また一緒に飲みましょう」と言われた時には内心「勘弁してくれ〜」と思いましたよ。
もちろん、その後、その編集者とは一度も飲んでません。。。
つーか、スティーヴ、ごめんね、ぞんざいな扱いをして。。。(今さら謝っても仕方ないけど)

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