馴染むタイミング



ここのところアジア・モードが続いていて、通勤時に聞いているのが韓国語の歌、見るドラマが韓国や台湾のものがメインになっています。
普段は英語やフランス語などの欧米寄りの作品が多いのですが、突発的にアジアものを吸収したい病の発作が起きるわけです。


面白いもので、今回のアジア・モードでは韓国語に対する違和感が完全に消えました。
中国語は日本人でも読める漢字で表記されるせいか、音に対する違和感がなくなれば、逆に親近感すら覚え始めるのですが、韓国語の場合は音と文字の両方への違和感が消えないと馴染むというプロセスに移らないというのが私の場合のようです。


相変わらず韓国語の文字は読めないのですが、音をピックアップできるようになっています。
これは「書けない、読めない、でも話せる」という言葉の覚え方をする人のプロセスなのかしら?と思っています。
実際、私の友達でも、母国語以外での読み書きはあまりできないけど、バーバル・コミュニケーションは達者という人がいます。
彼らの外国語習得プロセスを追体験しているような気分です。


私の場合、常々言葉を話せるというのは、会話ができる以外に「読み書き」も充分にできることと定義していました。
そのせいで、第3外国語を習得したくても「読み書き」が足かせとなっていたことに最近やっと気付いたわけです。
3つ目なんだもん、そんなに構えなくても……と、やっと思えるようになりましたね(笑)。


とは言っても、真剣に学習するというよりも、知識として音や単語を頭の片隅に刷り込む程度で満足です。
きっと、その言語を使ってコミュニケーションを取らないといけない状況になれば真剣に勉強するのでしょうが、今はその必要がないので、あくまで知識で問題ないわけです。
だって所詮「趣味」ですから。


仕事の道具でもある母国語と英語に対しては、上のようなノンキな姿勢ではいられないわけで、日々の努力は今も続いています。
きっと一生自分の能力に満足することはないと思います。
しかし、今回気楽に接すればいいと思えるようになったおかげで、他の言語に対する姿勢が確実に変わりました。
違和感を感じた音が「面白い音」に変わる……これが私の馴染みポイントのようです。


でも、ほんと、知らない人には単なる音の羅列にしか聞こえない言葉が、その言語を共有する人達には意味を成すという点はとても面白いです。
独特のコミュニケーション手段を持った人間に生まれて、嬉しいな〜♡(笑)

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