門外不出の秘伝のタレ



そーですか、鳩山さん、辞任ですか。。。
ここしばらくは不快になるだけなので政治絡みのニュースは見出しを見る程度で、
全く読んでいませんでした。
だってどこのメディアも同じ論調なんですもの(苦笑)。
見出しを見るだけで動きは分かりますからねぇ。


鳩山さんの辞任を知って、思ったのがタイトルに書いてある文句。
ずーっとウチの方が美味いものを出すと信じていたお店(仮に民主屋)が、
業界トップを走り続けるお店(仮に自民屋)に真っ向勝負を挑み、徐々に知名度が上がり、
店主が代わり自民屋の味が落ちた瞬間にトップに伸し上がったのですが、
フタを開けてみたら、自民屋の味に到底敵わないことを知ったわけです。
そこで自民屋の顧客や株主に探りを入れてみたら
な、な、なんと、自民屋には店主にしか受け継がれない秘伝のタレがあった!


しかし負けていられない民主屋は様々なオマケを付けて、売上げ向上を狙ったのです。
そのオマケが店の資本を食い潰すことなどお構いなく……。
だってオマケの対象は大口の顧客や御贔屓筋ではなく、
常に最安値のメニューを1〜2品しか注文しない上に、
稀にしか来店しない利益率の低いお客だったのですから。
一方で、冷酷と言われようと、お店の効率化やダウンサイジングを行なった勇気は賞賛に値します。
でも、バカ正直に「お客様はみな神様♡」精神に従ってみたものの、
思うように売上げも増えず、薄利多売を狙っていたお客の数も増えず、
結局はにっちもさっちも行かなくなり、店主は奇行に走り、従業員は迷走し、民主屋は敢え無く倒産。


自民屋の味に長い間慣れ親しんできた人達が民主屋に自民屋よりも美味しいもの、
リーズナブルな価格を要求するのは自然です。
ただ、そこには「自民屋の味に似ていて、尚かつ美味しいもの」という落とし穴があったわけですね。
がらりと味を変えようとしたら、そりゃあ、お客はソッポ向きますわな(苦笑)。


倒産直前、民主屋はなんとかトップを走り続けるべく、自民屋の従業員を丸め込んで探りを入れたところ、
件の秘伝のタレは特定の地域から材料を取り寄せ、何年も注ぎ足して出来たタレなことが発覚。
特定の地域の業者は簡単には寝返ってくれず、その上、年月というスパイスにも勝てず、
白旗を揚げるしか術がなくなってしまったわけです。


これから自民屋に対抗しようと思っているお店は、
自民屋の筆頭株主(仮にUSA&SONS LLC)を
自民屋とは違う利益を提示して抱き込むしかないのではないでしょうか?
それも自民屋が提供してきた利益よりも遥かに魅力的な利益を以て。


とにもかくにも、鳩山さん、お疲れさまでした。
残念なことに、あなたには「血税」の意味が理解できなかったようですね。
労働者が政府に税金という名の寄付をするためにどれだけ頑張っているのか、見えなかったのでしょうね。


人間にとって平等なことは「生まれてきたこと」と「これから死ぬ」ことです。
その間は個々の責任において営まれるわけで、責任感の程度で不公平が生まれるのは当たり前です。
働くのが嫌な人はしっかり宿主を見つけ出してパラサイトするわけですから、
宿主の設定がデフォルトで「国」や「政府」という人に媚を売るよりも、
「まったく、も〜」と言いつつも、きっちり税金を納める責任感を持った人間を
増やすことが先決のような気がするのですがねぇ……。

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