改めて聴くMJ


そう言えば持っていなかったな…と思ってMichael JacksonのCD『Off The Wall』『Thriller』『BAD』をアマゾンさんでゲットしました。
『Thriller』はまだ到着していないのですが、昨日到着した他の2枚を早速聴いてみてビックリ。

第一に2枚とも収録曲がしっかり記憶の中に残っていること。
さすがヒット・アルバムです。間違いなく『Thriller』も記憶に残っているはず。
第二に実際の音が頭の中にあった音像とは違うこと。
両方とも今の業界に入る以前にリリースされたアルバムなので、当時の音楽の聞き方が今とは全く違っていたことがこれで証明されました。
クレジットだっていい加減だった時代ですから、普通の音楽好きだった私の聞き方もいい加減だったのでしょう。
細かいことなんて全然覚えていませんから(苦笑)。
でも、音楽再生機器も、音質も、ヘッドフォンも格段に向上した今聴いてみると、MJって本当に凄い人だったんですね。
改めて彼の素晴らしさを認識した次第です。

私の若い頃には大きな声で「ポップスが好き」と言えない風潮がありました。
特に音楽好き(演奏するのでも、聞くのでも)の仲間と話している時には、ちょっと小難しい音楽をやっているアーティストが好きと言った方がカッコいいというような暗黙のルールがあったわけです。
その上、邦楽よりも洋楽を好んで聞く方がいい…みたいな雰囲気もありました。
本来の自分よりも少し大きく見せたいという見栄が活発な年頃にそういう風潮がバッチリとマッチしたわけです。
今では「若かったな〜」「青かったな〜」と苦笑いしちゃいますが。

この業界で仕事を始めてからは周囲は普通以上のレベルの音楽好きばかりになり、自分の知識のなさに凹んだことも多々ありました。
ただマニアックな専門誌の荒波で溺れそうになりながら仕事をさせてもらったおかげで、気が付けば仕事に困らないくらいの知識を持つことができました。
これは若手編集者に「仕事人としては正しい知識だけど、オンナとしては間違った知識」と言われていますが(笑)。
楽器を弾かないのに、コンサートやライブ映像を見る時にミュージシャンじゃなくて、使用楽器をいの一番に確認するなんて、オンナの幸せには全く関係ないですからねぇ。
いいんだか、悪いんだか(笑)。

とにかく、MJさん。
思わずお腰が反応してしまうリズムには素直に脱帽です。
クラブ活動を卒業して早10年、こんなオバチャンでも受け入れてくれるクラブがあったら踊りに行くのになぁ…と思いながら、本日は腰をフリフリ家事してま〜す。

コメント

kumi さんのコメント…
「仕事人としては正しい知識だけど、オンナとしては間違った知識」……ムチャクチャ笑いました(笑)。

私も昔、オンナ友達に仕事で得た知識を熱弁しかけたら、「ねぇねぇ。それ、生きていく上で必要な話?」と問われ……「いや、あの……」とシドロモドロで話をうやむやにした記憶があります(^_^;)

ホント、いいんだか悪いんだか……ですね(笑)。
miki さんの投稿…
Kumiちゃんもそんな経験があったのねぇ。
「生きていく上で必要な話?」と返されたら、そりゃあシドロモドロになるわな(苦笑)。

そんなオンナとして間違った知識を駆使してベーシストに送る質問を英訳し終えたところなんだけど、これってオトコでもオンナでも、フツーの人には生きていく上で必要のない知識だよなぁ……。

と、そんなことを思いながら、ドラマーのインタビュー原稿の翻訳に戻る私。
ほんと、いいんだか、悪いんだか(笑)。

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