どこまで透明がいいんだろ?

WILLOW - t r a n s p a r e n t s o u l feat. Travis Barker

「透明Transparency」で検索して出てきた上の「Transparent soul」。
Willowさん、Will Smithの娘さんですね。
さすが見せ方を知っていらっしゃる。かっちょえ〜〜〜!

さて、本日のお題「どこまで透明がいいんだろ?」。

これは翻訳者についてまわる永遠のテーマでもあります。
訳文から原文が透けて見える方がいいとする人と
訳文から原文が透けて見えるのに違和感を覚える人がいます。

前者は、原文の言い回しを尊重した直訳に近い文章。
後者は、原文の言い回しよりも意味を尊重した意訳の文章。
私は後者なので、訳文が原文から透けて見えるとちょっと嫌です。

この問題に再び行き当たったきかっけは、今やっているトライアル。
サブカル系作品の和文英訳の校正のお仕事に手を伸ばしたくて
先週応募した会社からリクエストされたものです。

最終的にはこの分野でも翻訳の仕事をしたいのですが
新規参加の分野ゆえ、その下地を整える段階として
校正作業で詳細を知ろうというわけ。

ところが、トライアル原稿をすべて読んだあとに
いくつかの疑問がむくむくと湧き上がりました。

「直訳けっこう多くない? これでいいの?」
「直訳OKとして、どこまで直訳で大丈夫なの?」
「オノマトペがビミョーに変じゃない?」

……などなど。

そこで、昨夜Kindleで日本語作品の英訳版をいくつか見つけたので
今日はトライアルをやるまえにそれを読み込む予定。

偉そうに翻訳者ヅラしているくせに、和文英訳にはあまり自信がなくて
依頼されても引き受ける仕事はかなり限定していたのですが
上の原稿を読んで「この業界なら案外できるかも」と思いました。

とは言え、悩ましいのが……

1) 日本語作品を英訳するとき、どこまで日本語のクセを残すのか。
2) 「作品」ゆえ作者がいるので、作者の言葉遣いを尊重せざるを得ないはず。
3) その中でターゲット言語を理解する読者が違和感を感じない翻訳にするには
意訳と直訳のバランスをどう取るのか。

……これは今後何度も悩む課題になりそうです。
っていうか、このトライアルに合格できればの話ですが(笑)。

昨夜、ヨーロッパから大急ぎ翻訳の依頼が入るも
金融のMTPEで、絶対に無理なので断りました。
そんな残念なことがあったので、今日はこのトライアルに集中します。
がんばるぞー! おー!✊🏻




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