Change 2

「努力したくないし現状維持で結構」という人たちは
自分では何も考えないで他人に決めてほしい人たちですよね。

自分の生き方は自分で決めたいと思って生きてきた私が
そういう人たちの頭ン中を理解するのは至難の技ですが
“やりたいことが見つからない”人はそういう生き方になるのかなぁ。

子どもの頃に自分のやりたいことに気付いた私には
やりたいことが見つからないこと自体がとても不思議です。
一つか二つ、大好きなことがあるのが普通でしょ? 違う?

好きだからこそ、楽しく知識を増やしているうちに
気がついたら能力が上がっているのが普通ですよね? 違う?

とは言え、現状維持が信条の生き方なら“ない”のが普通かしら?
その場で足踏みするだけの生き方なのだから
情熱とか、好奇心とか、ほとんど必要ないわけだし……。

たぶん戦後の日本はその場で足踏み系人間の方が管理しやすくて
月給取りバンザイ的な雰囲気で世の中が満たされていたのでしょう。

さらに、終身雇用の名のもとに、一つの会社内で完結するからこそ
頻繁に部署替えして複数の仕事を覚えさせて
経営者に好都合な“中途半端な能力の人材”の育成がベストだったわけです。

30年ほど前にフリーランスとして仕事を始めた後の10数年間
世間的な信用度に関連する生き難さはそこにありました。
エキスパートとして一つの能力を極める仕事人よりも
時間の切り売りをしている会社勤めの方が信用が上だったわけです。

とは言え、21世紀に入って、企業の体力が落ちる一方だったため
正社員になれない人が増えたことが一番の理由とは思うのですが
「会社組織への帰属=身分証明」という認識も変化しました。

私としては、フリーランスが生きやすい時代になって嬉しいのですが
戦後半世紀以上“我が世の春”を謳歌してきた月給取りOB・OGたちには
そういう変化は見えないようで、意識のアップデートもなさげですね。

基本的にそういう人たちは「有言不実行」ですもの。
いや、ほんと、信用すると大抵は足をすくわれます(苦笑)。

大人になっても下の「Pale Shelter」みたいな生き方をする人って
潜在意識で自発的に情報弱者化するんでしょうな……嘆かわしい!

Tears For Fears - Pale Shelter

ちなみにこの曲はHenry Mooreの「Pale Shelter Scene」に触発された
親との関係性を歌ったラヴソングらしいです。

さて、今日も取説翻訳をがんばります。
微妙な意味の違いを表す訳語を最初に完訳したファイルで決めたせいか
飽きない限りはけっこう作業速度が上がってるのでラクですね〜。



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