官能翻訳、まだ終わらず

昨日は久々に4000ワード近い翻訳で朝から大忙しで
脳みそが機能不全に陥る3秒前ってところで官能翻訳関連の連絡あり。
こういうときは余裕がないので、深呼吸してメール読みました(笑)。

今回の連絡は出版社からのフィードバックに基づく訂正の要請で
1回目と2回目の合計11作品だけかと思ったら
1回目に他の翻訳さんが翻訳した5作品の訂正まで頼まれました。

私が手がけた作品で指摘されていたのが
翻訳支援ツールに入力した文章をワード書類で出したときに生じる不具合と
なぜか他の校正さんが書き換えたものを活かした文章だけ。
まあ、これならサクサク直せると思います。

ただ、他の翻訳さんが手がけた作品の方は
「題名がおかしい」に始まり「パラグラフがない」や「訳が変だ」など
原文を参照しないといけない指摘があるので時間がかかりそうです。

プロジェクトマネージャーに「やった翻訳さんに頼んでくれ」と伝えるも
「その人はこのプロジェクトから外れているので無理」という返事。
放置することもできないので、やってあげることにしました。

この5作品、あれだけ苦労して校正したおかげで文法は問題なし。
逆に原文を活かした部分が引っかかったようで、あらら〜な気分。
いや、ほんと、お他人さんの翻訳を直すなんて気分のいい仕事じゃないですよ。

出版社からのフィードバックを見て思い出したのが
ずーっと待ってもらっている例の翻訳テスターのトライアル。
今週火曜日にやっと書類を全部読んで、夕方にトライアルを提出しました。

ただ、これ、字幕翻訳のテスター仕事でちょっと特殊でした。
字幕は普通の翻訳とはまったく違うので(日本語台本書くに匹敵)
前後の文脈とセリフの秒数がキモになるわけです。
その情報ゼロで字幕のクオリティを評価しろというのはさすがに辛い!

まあ、お仕事が入れば嬉しいけど、入らなくても別にいいです。
ほんと、人の文章を評価するなんて性に合わないとつくづく実感。

翻訳は「翻訳者の解釈」なので、訳文に正解はないんですよ。
「そうか、これをこう理解したのね」と素直に思ってしまうので
余程の誤訳でない限りOKにしちゃうんです、私。
だって間違いじゃないもん、どれも。

さて、今週末は通常運転でお仕事です。
まあね、先週お休みしたから、少し働かないとね(笑)。
でも、このテンポと雰囲気の曲が心に響くってことは少しお疲れかも、私。




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