初ハーレクイン購入(追記あり)

今週前半から唐突に始まったロマンス小説の翻訳仕事。

先週「やってみない?」と言われてテストを受けたら合格してしまい
一度も読んだことのないロマンス小説の翻訳をすることに。
合格連絡のメールに「明日から始めてね」とあって、マジで焦りましたわ。

これまで書籍の翻訳は経験しているので、その点は問題ないのですが
なんせ「ロマンス小説」ですから、そりゃあ、勝手が違いますって。

官能小説家的な感覚と言葉遣いが求められるので
いろいろネットで検索して、頑張ってあがいてみたのですが
肝心の知りたいことは結局見つからず😭

もー、しゃーない、それじゃあ!ってんで
ハーレクインの公式サイトでサンプル版を何冊か読んでみたのです。
がー、しかし、肝心の知りたいところまではたどり着けない😭😭

なので、買いましたよ、電子版を1冊。

悪魔のキスに魅入られて』(ヘレンケイ・ダイモン著/八坂よしみ訳)

ハーレクインの公式サイトで購入したら
自分のアカウントから書籍を呼び出して読む形式でした。
まっ、これはこれで便利かも。

3時間ほどで完読したのですが、内容的にはそれなりに面白かったですよ。
ただ、ページの作りが普通の書籍とは全く違うのに驚きました。

まずは、横書きにビックリ。
次に、段落の始まりが半角ぐらいしか下がっていないことにびっくり。
そして、「」で囲っている登場人物のセリフが独立しているページと
文章の中に入れ込まれているページが混在していてビックリ。
さらに、漢字の開く閉じるの基準がよく分からなくてビックリ。

これ以外にもびっくりポイントは多々あったのですが
そうか、普通の書籍じゃないんだ!……と考え方を180°変えました。
おかげで、かなり気楽に翻訳できるようになりましたよ。

でー、私が求めていた肝心な部分とはラブシーンの描写。
どこまであからさまにできるのか、どこは隠すのか、どこは仄めかすのかなど
これは実際に売られている本を読まないことには分からないわけですよ。

英語のオリジナルテキストはけっこうストレートな表現なので
洋モノ的雰囲気を残しながら、日本人女性がすんなり受け入れられる文章って
考えれば考えるほど難しいことに気づきました。

いや、マジで、ロマンス小説の翻訳さんってすごい!
たぶん自分で表現を考える官能小説家さんよりも言葉選びに悩むはずです。

いつも発注してくれるRSJの編集さんが
「翻訳するだけでホルモンでそうですね!笑」と言っていたのですが
いやいや、ホルモンを凌駕する量の胃液が出てますわ😅

でも、これも楽しいチャレンジです。
さっき今日〆切の最初の1作を納品したので、少し休んだら次を読んでみます。
どんなラブシーンが出てくるやらw

全く関係ないけど
数日前に見つけたInterestingな動画を貼っつけておきます。
この人、何気にすごい!




追記
ハーレクイン公式サイトで購入した上の本の電子版ですが
このサイトではMedusa Epub上で読むことになっています。
これは左寄せの「横書き」。

ところが、同じ本の電子版サンプルをアマゾンでDLしたら「縦書き」でした。
うん、これなら読みやすい!

再び確認した公式サイトの電子版はブラウザを変えても「横書き」のまま。
う〜む、なんじゃ、これは? Medusa Epubのせいなのか?

いずれにしろ、本はアマゾンじゃなきゃダメってことかもなぁ。。。
ハーレクイン公式サイト、ちょっとがっかりです。



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