なにがなんだか……


日曜の夜にドイツのエリザベス姉さんから電話があり
早速Skypeで久々のお喋りを始めました☆
ドイツ人のウルフ兄さんと結婚したエクアドル出身の姉さんは
去年ドイツのパスポートを得るためにドイツ語の猛勉強をし
最近パスポートが届いた…と喜んでいました。
ドイツに移住してから13年、本当によかった、よかった♪

がー、そんな喜びが一転するショッキングなニュースが続きました。
コロラドに住んでいる私の友達が殺人罪で収監されている、と。
エリザベス姉さんはコロラドに住んでいた頃に
私の面倒を見てくれたマリー&ドゥエイン夫婦の息子の元カノで
私の移民局関係の手続きの手伝いをしてくれた人なので
私が住んでいた町の人たちのこともよく知っているわけです。

件の殺人罪で収監されている友達というのは
12〜13歳頃から文通を始めたペンパル&かの町の親友で
彼女と彼女の家族に会いたくてお金を貯めて遊びに行ったのが
私のバイリンガル人生の始まりなのです。
ここ数年は頻繁に連絡を取り合っていないのですが
私の人生にとって大きな意味を持つ大切な友達のひとり。

夜中にネットでニュースを検索し、大体のことは分かったのですが
心配だったのでFBで繋がっている彼女のお母さんに連絡しました。
今朝お母さんからメールが入っていて事件の概要を知りました。
裁判中なので詳細は明かせないためニュースの内容+αでしたが
今日結審なので、後で結果を教えてくれると約束してくれました。

昔から周囲の友達に「mikiの人生は小説並み」と言われていますが
さすがに今回の一件は……これまでで最大級のショックですわ。
彼女は不器用な人で、色んなトラブルに見舞われてきたのですが
殺人を犯すような人間ではないし、心根の優しい人なのです。
結審すれば事件の詳細も分かるはず。。。

この歳になれば、知り合ってからの年月が長い人もたくさんいるわけで
それぞれが様々な経験を経て生きているうちに縁が切れる人もいれば
彼女のように頻繁に連絡を取らなくても心で繋がっている人もいます。
お互いに「I have a special place for you in my heart」と言える縁が
彼女との間にはあるのです。
そういう人とは頻繁に連絡を取り合わなくても友達でいられる確信が
自然に生まれるものだと思います。

今年は長年の友達との縁が切れたり、仲良し先輩が他界したりと
辛い出来事が幾つかありました。
若い頃は「成熟の度合いが合わないから縁が切れる」と思っていましたが
今年の経験を踏まえて感じたことは、縁が切れる理由は
成熟の度合いではなくその人の本質が一番だということ。
もっとハッキリ言えば、私利私欲の度合い。

私利私欲がゼロの人なんて皆無です。
みんな多かれ少なかれ自分にとって都合のいい人を周りに置くので。
欲の大きさと利の質が変わった時、それ以前の友情を維持できなくなり
縁がプツリと切れるのだと思います。
物理的な距離が近いと尚更それがハッキリ見えるのでしょう。

自分が生きてきた道のりの所々で出会った本当に重要な人というのは
ほんの一握りなのかもしれません。
そう言える友達が一握り以上いる私は果報者です。

「殺人を犯した友達を信じられるのか?」と訊かれたら
何の躊躇もなく「信じられる」と答えますよ (^^)v
被害者は裁判所の接近禁止命令を無視して
身を潜めていた彼女の家を探し当てて、やってきたDV男ですから。

「縁が切れた長年の友達に未練はないか?」と訊かれたら
何の躊躇もなく「未練はない」と断言できますよ (^^)v
いい年になって、保身のために平気でウソをつく人や
自分の人生に責任を持たず、努力もせず、他人に頼ろうとする人に
心を砕く価値なんてありませんから。

あれっ、私、ちょっと強くなったかも♪



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