旅行の定義


私のドイツ旅行の話を聞いた友人・知り合いの中に「旅行に行きたいな〜」と言う人がいます。
どうも彼らの「旅行」とは日常を離れて、知り合いの居ない場所に行って自由にのんびりするものらしいです。
なんか、私の「旅行」とちょっと違う……。


私、若い頃から一人旅には全く興味がなったんです。
だって素晴らしい風景や出来事や人や食事と出会ったら、その感動をその場で誰かと分かち合いたいじゃないですか。
独りぼっちじゃそれが出来ない。
喜びや楽しさや感動を人と分かち合いたい性分の私にとって、「一人旅」は脳裏をかすめることすらないことなわけです。


だから、私の旅行は「友達に会いに行く」ことなのです。
言い換えれば、友達がいるからこそ、その場所に行き、友達と共に楽しい経験をすることこそが私にとっての旅行なわけです。
つまり友達がいない場所に観光に行くことは滅多にあり得ないということ。
特に観光したい国や場所がないので、それで全く問題がないのです。


今回のドイツ旅行では、エリザベスとウルフの友達夫婦がスイスにいるため、彼らに会いがてら2泊3日でLuzernとBernを散策しました。
小さな驚きや感動をその場でエリザベスやウルフと共有できて、町の中をブラブラ歩いているだけなのに本当に楽しかったです。
Wiesensteigでも丘の遊歩道を散歩したり、朽ちた古城に登ったりと、特別なことをしなくても二人と一緒というだけで楽しかったし、しこたま飲み食いしたのに2キロ痩せて帰ってきました(笑)。


また、前回のドイツ旅行で知り合った人達との再会もとても嬉しかったし、今回は幸運なことに新たな友達が数人増えました。
ドイツのスーパーマーケットのカートの使い方も覚えました(笑)。
そこで生活している人たちの日常の中に入ることが私は大好きです。
土産屋や免税店よりも地元のお店やスーパーマーケットで目が輝くタチですので。


私の旅行の定義は「友達がいる場所で少しの間生活する」となるだろうと思います。
きっと普通の人が思う「旅行」とは違うのでしょうが、私にとってこれ以上楽しい旅行はありません。
細かいことをチマチマ気にする人や無表情な人が多い日常から離れて毎日大笑いしながら少しの間生活する。
これこそが「休暇」ですよ。

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