The Fall ~ 落下の王国


しばらく前に同僚に勧められて『The Fall』のDVDを購入していたのですが、なかなか見る時間がなくてDVD山の頂上にちょこんと乗っかったままでした。
夕べそれを思い出し、夕食後に見てみました。

既に同僚から映像の美しさをYouTubeで見せられていたのですが、やはり大きめのテレビ画面で見ると迫力が全く違います。
いやー、これはDVDではなく映画館のスクリーンで見るべき映像ですわ。
DVDでもきっと40インチとかの大画面で見たら迫力満点かもしれません。

かなりの数の世界遺産で実際に撮影したらしく、無国籍な映像で、摩訶不思議でエキゾチックな雰囲気が終始漂っています。
エキゾチックなものや雰囲気が好きな人にはお勧めの映画ですね。

ストーリーは……淡々と進みます。
はっきり言って、これはストーリーよりも映像を見るための映画のように思えますね。
ただ主人公の女の子が不細工なのに、見ているうちに可愛いと思うようになってくるんです。
この子の東欧っぽい訛りの拙い英語がミョーに可愛く聞こえるし、演技力がハンパじゃない。
途中、英語が話せない母親のために通訳する場面があるのですが、5歳なのに大人並みの気遣いを見せるんです。
本当は大事なことで伝えないといけない内容なのに、色んなことを瞬時に考えて、見事に話を逸らしちゃうんですよ。
これは何気ない場面ですが、仕事柄か、この部分が一番記憶に残りました。

何度も繰り返し見たいストーリーではありませんが、繰り返し見ても飽きない映像です。
地球には美しい場所がたくさんあるんだな〜、素敵な場所に住んでいるんだな〜と思える映画ですね。
オリンピック招致に血眼になって勝った負けたと言っている著名人には、この映画を見て地球規模という括りを再認識してもらいたいです。
既に経済発展を遂げている東京よりも、この世界的お祭りをカンフル剤として必要としている場所が他にあるじゃないですか。
そういう場所をサポートする方が粋で素敵だと思うんですけどねぇ……。

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