新たな気づき

Dua Lipa - Dance The Night (From Barbie The Album) [Official Music Video]

ここ数日気分がスッキリしないのでDua Lipaちゃんの曲でも聞こうと
YouTubeで探していたら、来週新作を発売するみたいですね。
Apple Musicでチェックしよーっと♪

さて、「これからは派遣で仕事だ!」と意気込んで
派遣会社に体当たりしながら仕事探しを続けているのですが
今週あることに気づきました。

私、20代半ばからず〜っと音楽業界にいて
現場で通訳テクを覚え、仕事を通して翻訳技術を磨いてきたわけです。
そのため、最速で翻訳できる素材が音楽記事とインタビューもの。

ちょうど1年前に出た翻訳本『コージー・パウエル伝 悪魔とダンス』は
両者の合わせ技で、翻訳するのが楽しくて、気負わずにできました。

これはプロのライターさんが過去の記事を編纂したものなので
文章的にも読み手に伝わることを念頭に置いて書かれていました。

こんなふうに原書に編集者の校閲が入っていると
文章がとてもわかり易いので翻訳が楽しいのですが
その真逆なものが2020年に出たマーキュリー本です。

もうね、これは苦労の連続。
著者さんの頭の中ではすべて繋がっているのですが
第三者には意味不明なことが多くて息切れするし
検索しても出てこないプライベートな内容だし
言葉のチョイスもインテリ&独特すぎて「え? なに?」状態。

つまり、書籍の場合は原書であれ、翻訳本であれ
編集者の校閲が入ると入らないでは雲泥の差ということ。
文章というのは第三者の視点がとても重要なのです。

一方、実務翻訳や産業翻訳には「編集者」は存在せず
翻訳者が校正まで行って納品することが常です。
大抵は翻訳支援ツールを使用するので、翻訳後にQAをかけて
細かいミスを訂正した後、再び全文を読み返します。

私は実務翻訳歴7年のまだまだ駆け出しなのですが
クライアントのおかげでITからコンサルまで
本当にいろいろな分野と内容を体験してきました。

ところが、今回、派遣仕事を探していてはたと気づいたことが
会社勤めで翻訳をしている人たちは一つの分野に集中していて
その分野について、狭く深く知識を有していること。

一方、私は幅広い分野の翻訳をそれなりにやってきたため
臨機応変に対応できるとはいえ、知識の深さが全く足りない。
深い知識を必要としない実務翻訳でなければ採用されないわけです。

さらに年齢的に「これから覚えます」というのが許されないようで
企業に紹介すらされないという「事前ふるい」が存在します。

とはいえ、そんなことではめげない元気な五十路の私。
フルタイムじゃなくても、パート、アルバイトでもオッケーと
現在のクライアントを維持しつつ、Wワークすることも考えています。

あ、そういえば、Windows仕様の字幕ソフトの使用経験がないため
「トライアル対応が難しいのでこの仕事は諦めてください」と
言われたことがありました。

私はMac仕様のシンプルな有料字幕ソフトをずっと使っているため
シンプルな字幕ソフトは基本操作がほとんど同じで
画像と字幕入力画面の位置が多少違う程度と知っています。
使ったことがないと、そういう根本の知識がないのかもなぁ。

ほんと、派遣会社経由での仕事探しにはいろんな気付きがあって
けっこう面白いですよ〜。



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