過激な言葉と出る杭

Sam Smith, Kim Petras - Unholy (Official Music Video)

意図しなくても出る杭になってしまう人は別として
「出る杭になりたい人」と「出る杭を打つ人」は
実のところ、同じ気質の人じゃないかしら?
…と最近思っています。

共通点は、外向きに“自分本位”なところ。

出る杭になりたいのは、自分をアピールしたいからだし
出る杭を打ちたいのは、自分より目立つ人が嫌いだから。
常に“外部”に投影する自分の姿とその立ち位置が原点。

若い頃から自分と他人を比較する気ゼロの私にとって
杭が出ていても「あら、杭が出ているのね」程度だし
過激な発言で杭が出ちゃった人がいても
「あら、その言い方じゃ敵作っちゃうわよ」と思うだけ。

意図せず出る杭になってしまう人というのは
特定の能力に恵まれていて、その能力を活かせる環境を持っている人。
その環境を努力で勝ち得た人もいれば、生まれ持った人もいる。

一方、私のように特筆すべき能力を持たない人間は
そういう人たちのさまざまな意見を聞いて刺激を受け
その中から自分の糧となる要素を吸収するだけです。
いろいろな考え方の選択肢を提供してくれる彼らに感謝しています。

とは言え、私、自分の人生に関しては完全に“自分本位”です。
そりゃそうですよ、この人生を生きているのは私なんですから。

ただ、他者との競争や比較にばかり意識を向けて
自分という人間のクオリティ向上を怠ることはしたくない。
つまり、私の場合は内向きに自分本位。

自分を鼓舞するために過激な言葉で考えることはあっても
他者の耳目を集める目的で過激な言葉を使いたいとは思わないし
そういう風潮にも迎合したくないですね。

辛いものが平気な人は、許容できる辛さを上げたがりますよね?
それと同じで、過激な言葉を発することに慣れてしまうと
さらなる過激さを求める人が確実にいるわけです。

これは、その言葉を投げられた相手の感情を推し量れない
発話者の鈍感さや想像力の欠如を表していると思います。

自分がそんな鈍感ポンコツ人間になっていないか
時々確認することが必要かもしれないなぁと思う今日この頃です。

あ、あと、聞く者の不安を必要以上に煽る発言にも注意ですね。
自分の直感や肌感覚の方がまともな場合が多いですから。

さて、今週もがんばります♪



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