群集心理

一昨日から久々の腰痛に見舞われて仕事に支障をきたし
ロイヒつぼ膏も効かなかったので、午後から入浴しました。

そう言えば全部観てなかったな…と思って
Amazonのプライム特典でこの映画の後半を入浴しながら観ました。



“コロラドスプリングス懐かし〜”で観始めた実話ベースのこのお話。
感想は「人は己を維持するために見下す対象を求める」です。
悲しいかな、見下す対象があってこそ、人は自己肯定できるようです。

そして、最もわかりやすい基準が人種の違い(文化の違いも内含)。

そのままの自分の長所と短所を受け入れて肯定する前に
自分のアイデンティティの拠り所を集団に求めるのってどうしてだろ?

人間が群れる生き物だからってだけ?

物事をカテゴリーで捉えて整理整頓する脳みそのトリック?

集団に寄りかかった途端に思考停止に陥って
理性のある人でも群集心理に飲み込まれてしまう…みたいなことが
ギュスターヴ・ル・ボン著『群集心理』に書かれてあるようです。
(まだ読んでいないので又聞きです)

つい20〜30年前までは簡単に情報が入手できなかったから
集団・団体というのは情報入手に便利な側面があったけど
今は探そうと思えば、個人でいくらでも情報が入手できる世の中です。

そういう時代のメリットを活用して
自分と他者を比べるのをやめればいいだけだと思うんですよ。
「自分は自分、人は人」でいいと思うんだけどな。

自分と異なる考え方の人に対しては
「ああ、そういう人もいるのね」ぐらいに捉えて
その人の考え方や生き方を否定も肯定もしないのがベスト。

そして、意識的にしろ、無意識にしろ、他者を差別する人には近づかない。
どうしても近づくことを避けられない場合は
近づく機会と時間を最低限に減らす努力をする。

『ブラック・クランズマン』を観たあとで、そんなことを考えていました。
群衆に飲み込まれないクリアなマインドセットを維持しようと
改めて思いました。

さて、今日も頑張ろっと😁



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