ん? déjà-vu?
最初にフリーランスに転向したきっかけは 当時知り合った映画関係の会社社長に誘われたことでした。 誰の紹介かもどこで知り合ったのかも記憶が曖昧ですが その人は世界的に有名な映画監督の日本の代理人をしていました。 彼に「ウチに来てほしい」と言われたとき、まだ出版社の社員だったので 上司に相談したところ、退社後に後任がみつかるまで 数ヶ月間だけ業務委託契約で仕事をすればOKと言われて、そうしました。 ところが! 契約期間が残り1ヶ月弱というところで、件の社長に確認したら 「あ、ごめん、もう来なくていいから」と。 その少し前までは「来てね」「待ってるよ」と言っていたのが 突然「来なくていい」に変わった理由は絶対に教えてくれませんでした。 その会社のスタッフは全員、とある宗教を信じていたので それが関係していた可能性があるかも……これは100%私の憶測ですが。 そのあともその会社のスタッフの数人とはしばらく交流が続いていたので 少しの間、その社長を「憎みきれないロクデナシ」と呼んでいました。 まあ、そんなことがあって、辞めた会社に戻るわけにも行かず ゼロからフリーランス生活をスタートさせたわけです。 そして、今回、4月の状況を振り返ってみて 私の味方として動いてくれていたM氏がその社長と重なることを発見。 大海原への放流決定の最終確認ができたのが契約終了日の4〜5日前で 編集部とフリーランス料金の話し合いを一度も行えないまま M氏から「料金表を出してくれ。自分が編集部に説明するから」と言われて出したら すでに入っていた仕事が速攻で全部キャンセルになりました。 私のためを思ってM氏は一生懸命やってくれていたと思うし 私のキャリアを邪魔しようとは一切思っていなかったことでしょう。 ただ、話し合いのとき、言葉の端々に一瞬感じる違和感があって 4月半ば辺りから「あれ、この人、私を切りたいのかも」と薄々感じていて きっと会社を経営する側としての考え方なんだろうな、と思っていました。 数日前に前の会社が夢に出てきたことがきっかけで 「あれっ、あ、もしかして……う〜む、やっぱり似てるなぁ」と M氏と件の社長の類似点に気付いたわけです。 私の人生では、キャリアの舵を大きく切るべきときに 親切心でキッチリどん...