切ない映画


昨夜は録り溜めていたドラマやら映画やらを観ていました。
その中に期待ゼロのままに録画予約していた映画がありました。
それが韓国映画『シークレット・ミッション』。



キム・スヒョン君の見事なおバカ演技には驚きました!(笑)
前半がコメディー要素満載ゆえ、後半が痛い、キツい、切ない。。。
(映画のあらすじはネットで探してみてください)

この映画を観た人のブログを幾つか読んだら
スヒョン君の緑のジャージ姿が目に焼き付いていると言ってました。
うん、確かに、あの姿とあの笑顔が一番記憶に残ってますね。

38度線をまたいで、同じ言語を話す同じ民族と冷戦中の南北朝鮮。
島国の日本、戦後の平和が続いている日本とは
戦争や諜報活動に対する肌感覚や実感のレベルが全く異なるのは当然ですよね。

この映画、観終わって感じたのは切なさです。
ほんと、切なくてどんより曇った心のままベッドに入りましたよ。

どんな国であっても政をする人たちにとって
国民が大事とか言いながらも、下々の命など数字の一つに過ぎないから
特に政のボスが独裁者で「あ、これ、もう要らないわ」なんてなったら
それに関わった人々はこの世に存在しなかったことにされちゃうわけです。

そして、自己犠牲を正当化する教育の中で育ってしまえば
平和な国では想像できないような考えや気持ちが植え付けられるわけです。
それが日常的な感覚や常識として。

殺人が正当化される争いは何であってもしないのが一番だけど
人間が地球上に出現して以来、一度も止まらないのが争い・戦争ですよね。
きっとこの先も続くことでしょう。

戦争反対デモなどはプロ市民の方々が(バイト雇って)勝手にやってくれるので
私は日常生活の中の小さな幸せや和みを有り難がるようにしたいです。

……ってなことを考えてしまった映画がこれでした。
平凡な生活を楽しむって案外難しいことなんですよね。。。



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