IT翻訳トライアル落ちたけど、面白かった!
David Bowie - Let's Dance (Official Video)
音楽業界から産業翻訳の荒波にダイブしたのが2017年春。
翌年のWixのローカライズからIT系翻訳を頼まれるようになり
monday.comだ、Googleだ、AWSだ、何だと
望まずとも相手から依頼される形でお仕事をしてきました。
がー、今回、日本の会社のトライアルで本気のIT翻訳を体験し
まだまだ勉強が足りないことをひしひしと実感😣
ネタは人生初となるサイバーセキュリティ用アプリ。
いろんなことをガツガツ調べたくても
会員登録しないと最後まで見せてくれないサイトが多くて
遂にはITmediaの無料会員登録しちゃいましたよ。
ヨーロッパの翻訳会社は翻訳トライアルの時点で
最低でもスタイルガイドをくれ、文章のトーンを教えるのですが
この翻訳会社は「ゼロから自分で調べろ」タイプみたいで
もちろん特殊記号のサイズ指定も諸々の表記一覧もなし。
ただ、この翻訳会社は提出したトライアル原稿に
査定者のコメントを入れて返送してくれたので(いい会社だ👍🏻)
「(納品先)のフォーマットに合わせてください」的なダメ出しを見て
日本のIT翻訳の「全部自分で調べてやらないとダメ」な現実を発見。
この時期恒例の都内某私大の英語版ハンドブックのアップデートに
昨日の午後からノリノリで全力集中していたときに
不合格メールが届いて一瞬凹みました(そりゃ凹みますよ〜)。
でも5時半起きで早朝一本納品済みからのアップデート作業で
仕事モード全開だったせいか、あっという間にやる気⤴️になり
「よっしゃ、もっと勉強して上手になってやる〜」状態に(笑)。
この年になって新たに書き方を学ぶ分野ができるのは楽しいし
「日本語としての読みやすさ」を優先するには
内容に対する理解も深めないとダメなので、やることテンコ盛り!
こういうことが下地を固めるから大事なのですよ〜。
とはいえ、人間より格段にお利口なAIアプリの登場後から
「ライター的な能力も併せ持つ器用な翻訳者の時代はすぐに終わり
かつての翻訳は翻訳、編集は編集という専門別の分業に戻って
よりクオリティの高い文章を作る時代になる」と思っています。
過去30年間の成長が停止した経済が生んだ「一人複数役」ニーズは
今後確実に変化していくと私は考えています。
オールラウンドなAIと人間が競争したって確実に負けるのだから
人間は一点集中で能力を極める方に進んでいく感じがしますね。
そうなったとき、逆に複数役を求められたツライ経験が
一つの作業を極める糧となり、土台を強化するので
今のうちにいろいろ勉強する方がいいぞ!と😁
そんな気分でいたら、上の「Let's Dance」が脳再生されました♪
こういうポップなデヴィッド・ボウイが好きです。
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